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「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」その1
『1958マイルス/マイルス・デイヴィス』
【あの『カインド・オブ・ブルー』の顔ぶれでスタンダード】
「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」は1947年制作のアメリカ映画『Green Dolphin Street 』の主題歌。とにかくたくさんの人が演奏しているスタンダード曲だけど、中でも現在最も知られるヴァージョンのひとつが、この『1958マイルス』かな。タイトルどおり1958年・・・
「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」その2
『ブラックホークのマイルス・デイヴィスVol.1』
【ウィントン・ケリーはスウィングが身上】
マイルス・デイヴィスは『1958マイルス』の他にも「オン・グリーン〜」をやっている。『ブラックホークのマイルス・デイヴィスVol.1』(1961年録音)というライヴ盤で聴けるが、メンバーはマイルス、ハンク・モブレー(テナー・サックス)、ポール・チェンバース(ベース)、ジミー・コブ(ドラムス)とウィン・・・
「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」その3
『Live at Maybeck Recital Hall,Vol.19/リッチー・バイラーク』
【強烈なアレンジが耳を離させない】
この「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」には、演奏上の「お約束」がひとつある。それは、テーマ冒頭の8小節とその繰り返し部分はコードは進行するけどベースは変えずに一定にすること。演奏者によっていろんなパターンがあるけど、「変えない」でいることは共通。アドリブ・ソロに入ると普通にベースもコード・チェンジ・・・
「スペイン」その1
『Light As A Feather/チック・コリア・アンド・リターン・トゥ・フォーエヴァー』
チック・コリアのスペインへの憧れ
「スペイン」は今やすっかりスタンダード化していて、プロアマ問わずいろんなところで耳にする曲だ。オリジナルは、作曲者チック・コリア自身による演奏で、アルバム『ライト・アズ・ア・フェザー』に収録されている。1972年録音。このアルバムの半年前にコリアは、カモメのジャケットでよく知られる『リターン・トゥ・フォーエ・・・
「スペイン」その2
『Two For The Road/ラリー・コルエル&スティーヴ・カーン』1976リリース
「スペイン」はガチンコ勝負の曲?
このコリエルとカーンの演奏はギター・デュオ。使っているギターはジャズでよく使われるフル・アコではなく、スチール弦のいわゆるフォーク・ギター・タイプのもの。当時(1976年)は、アコースティック・ギターでジャズをやるというのはほとんどなく、また「スペイン」という選曲も意表をついたもので(その他はウェイン・ショ・・・
「スペイン」その3
『Standards And More/チック・コリア・アコースティック・バンド』
チック・コリア自身が「ジャズ」にアレンジ
今ではチック・コリアの代表曲中の代表曲となった「スペイン」だが、もちろん本人の愛奏曲でもある。でも自身の再演として最初にアルバムに残したのは、このアコースティック・バンドによる1989年の録音ではないかな。オリジナル録音から17年後、すっかりスタンダード化した名曲を本人はどう料理したかというと、「ジ・・・
「スピーク・ロウ」その1
『Sonny's Crib/ソニー・クラーク』
もう一度聴きたくなる理由は…
このアルバムはソニー・クラーク(ピアノ)の代表作の1枚として知られている。フロントはトランペット、トロンボーン、テナー・サックスの3管編成だけど、3人でハーモニーをがっちり重ねてというのではなくて、1曲ごとにメイン・ソロイストをフィーチャーしてあとのふたりはバックにまわるというアレンジ。「スピーク・ロウ」では、・・・
「スピーク・ロウ」その2
『I Want To Hold Your Hand/グラント・グリーン』
ちっとも「スピーク・ロウ」じゃないけれど
「スピーク・ロウ」の歌詞は、「Speak low, when you speak love.」と始まるんですね。「愛を語る時は小さな声でね」みたいな感じでしょうが、ここでの演奏はそれを知ってか知らずか、いきなり大声で始まります。エルヴィン・ジョーンズのドラム・フィルのイントロからグランド・グリーン(・・・
「スピーク・ロウ」その3
『Speak Love/エラ・フィッツジェラルド&ジョー・パス』
しみじみしっとりと語り合う
インスト演奏ではデカい声のものが多いけど、ヴォーカルはやはり歌詞があるだけに、そうはいかない。このエラの歌唱はまさに「スピーク・ロウ」です。このふたりはホントにすばらしいコンビで、何枚もデュオ・アルバムが出ているがどれも傑作。ソロ・ギターの名手ジョー・パス、何万曲も歌って来たであろう大ヴェテランのエラのふたりの技・・・
「アローン・トゥゲザー」その1
『Quiet Kenny/ケニー・ドーハム』
まさに“静かなる”ケニー
ケニー・ドーハム(トランペット)といえば、ジャズ・メッセンジャーズの活躍や、マックス・ローチ(ドラムス)が相棒クリフォード・ブラウン(トランペット)亡き後にグループに招いたりと、熱いハード・バッパーとしての演奏がよく知られているんだけど、上手いのはそこだけじゃない。このアルバムは『静かなるケニー』という日本盤タイト・・・
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