スタン・ゲッツ『スウィート・レイン』録音(1967年)
テナー・サックス奏者、スタン・ゲッツは1940年代から91年の死去にいたるまで常に第一線で活動を続けていた。その秘訣のひとつは、常に新しい要素を自分の音楽に取り込み続けたこと。1940年代はビ・バップ、50年代は北欧での活動、60年代前半はボサ・ノヴァといった具合いだ。そして60年代後半のゲッツを支えたのは新感覚のピアニスト、チック・コリアだ。『スウィート・レイン』でその共演が聴けるが、チックのオリジナル曲「ウィンドウズ」には、まさに新鮮な爽やかな風が吹いている。
写真:『Sweet Rain/Stan Getz』(Verve)